コンセプト

はじめに

回覧板は今も、紙一枚を家から家へと渡され、 地域の情報を確実に届けています。

回覧板は、単なる情報の受け渡しではありません。 隣の家を訪ね、顔を見て、一言かわす。
 その積み重ねが、地域のつながりそのものでした。

けれど今、その仕組みが限界を迎えています。 共働きで日中は留守、高齢で歩いて回るのがつらい、 役員のなり手が見つからない。

回覧板をやめてしまえば、確かに手間はなくなります。
しかし、失われるのは手間だけではありません。

私たちは、回覧板をなくすためではなく、 回覧板を続けるための仕組みを創りました。

コンセプト

防災lessQ

防災アプリ「防災lessQ」は、高齢者の方にも使いやすい操作性と、確実な安否確認・危険防止機能などが評価され、IT賞2025「社会・環境価値の創出部門」と、防災・減災×サステナブル大賞2026優秀賞を受賞しました。

ぽけっと回覧板

「ぽけっと回覧板」は、IT賞受賞の防災アプリ「防災lessQ」の技術基盤を継承しつつ、自治会や町内会をはじめとする地域自治組織が担ってきた「共助」の営みを次の世代へつないでいくため、回覧板のデジタル化や地域コミュニティ機能、地域に特化した災害時の情報共有機能などを統合した次世代プラットフォームとして開発されました。

問題の本質

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回覧板が遅い

留守がちな家で止まる。旅行中の家で止まる。 一周するのに一週間、時には十日。

「行事が終わってから、案内が届いた」 「うちには最後まで回ってこなかった」

急ぎの連絡ほど、間に合わない。 台風が近づいていても、紙は走ってくれません。

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役員の負担が限界

原稿をつくり、印刷し、班ごとに仕分けし、 一軒ずつ届け、戻ってこなければ催促する。

「役員だけはやりたくない」 「一年間、休みがつぶれる」

その負担の重さが役員のなり手不足を生み、 なり手不足が、残った人の負担をさらに重くしていく。

アプリは難しい

アプリストアで探し、ダウンロードし、 メールアドレスを登録し、認証メールを開く。

「アプリを入れる、の意味がわからない」 「メールアドレスなんて持っていない」

高齢の方が最初の画面で止まってしまえば、 その家には、これまでどおり紙を届けるしかありません。

「一軒も取り残さない」への挑戦

私たちは考え方を変えました。

「高齢者にアプリを覚えてもらう」のではなく 「覚えなくても使える仕組み」をつくる。

一軒でも使えない家があれば、 役員は結局、紙を配り続けることになるからです。

そのために追求したのは、3つのゼロ。

3つのゼロ

0️⃣

ダウンロードゼロ

アプリストアで探す必要なし。QRコードを読むだけ。メールアドレスも、認証メールもいりません。

「回覧板に印刷されたQRコードを読んで、名前とパスワードを決めるだけ」

これだけで、その日から使えます。

0️⃣

手渡しゼロ

次の家へ持って行く必要はありません。 発行したその瞬間に、班の全員に届きます。

印刷も、仕分けも、配布も、催促もありません。

0️⃣

無関係な情報ゼロ

自分の班に関係のあるお知らせだけが届きます。 他の班の当番表も、他の地区の連絡も混ざりません。

「自分の班の清掃当番」
「自分の地区の避難所」

本当に必要な情報だけを、
必要な人に届けます。

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回覧板が届かない家を、ゼロに。

あなたの地域でも、
ぽけっと回覧板で、つながりを続けませんか。