LINEとの比較
「LINEでいいのでは」と、よく言われます
自治会のデジタル化を検討されるとき、最初に候補に挙がるのはLINEです。 すでに多くの方が使っていて、新しく覚えることも少ない。もっともな選択だと思います。
私たちも、LINEを否定するつもりはありません。 実際、役員同士の打ち合わせや、行事当日の急な連絡には、LINEのほうが向いています。
ただ、回覧板の代わりとして地域全体で使うとなると、話は変わります。 グループLINEやLINE公式アカウントを導入した自治会から、 「思っていたのと違った」という声を、私たちは何度も聞いてきました。
何が違うのかを、正直に比べてみます。
LINEとの比較
大事な連絡が流れて消えていく
グループLINEの弱点は、会話が一本の流れになることです。 「今度の清掃は何時からでしたか」という質問が、雑談やスタンプに押し流され、 数時間後には画面の上へ消えていきます。
グループLINEの場合、 後から入った方は過去の連絡をさかのぼって閲覧することはできません。
ぽけっと回覧板は、回覧板ごとに内容とコメントがまとまっています。 清掃の件は清掃の回覧に、行事の件は行事の回覧に。 一か月前のお知らせも、カテゴリから一度で開けます。つまり後から入った方も過去の連絡をさかのぼって閲覧することができます。
電話番号を知られたくない
グループLINEに参加すると、参加者どうしでアカウントが見える状態になります。 「連絡先を交換するほどではない方に、自分のアカウントを知られたくない」 「一度入ったグループから、抜けたいと言い出しにくい」
こうした理由で参加をためらう方は、実際に少なくありません。 特に一人暮らしの女性や、転入されたばかりの世帯では切実な問題です。
ぽけっと回覧板の登録に必要なのは、ペンネームとパスワードだけです。 電話番号もメールアドレスも登録しません。 掲示板の投稿もペンネームで表示されるため、 名前を出さずに「草刈り機を貸してほしい」と書くことができます。
通知の数に上限があります
LINE公式アカウントでは、無料で送れるメッセージ数が定められており、 その上限はこれまでにも変更されてきました。
上限を超えれば追加費用が発生します。 「配信数を気にして、送るのをためらう」 本来いちばん送るべき災害時の連絡で、この制約が効いてくるのが怖いところです。
さらに、料金や配信数の仕組みは提供元の判断で変わります。 自治会の予算は一年単位で決まるため、 年度の途中で条件が変わることは、会計上かなり厄介です。
ぽけっと回覧板の通知は無制限で、配信数による追加費用はありません。
自分に関係のない連絡が混ざる
LINEで一斉配信をすると、地域の全員に同じ内容が届きます。 一班の清掃当番も、子ども会の集合時間も、区別なく届く。
受け取る側は、毎回「これは自分に関係があるのか」を判断することになり、 そのうち通知を開かなくなっていきす。
ぽけっと回覧板は、班と地区の単位で配信先を指定できます。 自分の班宛のお知らせだけが届くため、届いた通知は必ず自分に関係があります。
支出だけで収益にならない
ぽけっと回覧板は、協賛企業の広告を掲載する機能を2027年末より実装予定です。 地元の商店や工務店に協賛いただくことで、 アプリの費用を自治会の予算だけに頼らずに運営することができ、収益化も可能です。
地域の防災情報を共有できない
「ぽけっと回覧板」は、防災アプリ「防災lessQ」の技術基盤を受け継ぎ、さらに進化させた地域密着型のアプリです。
お住まいの地域に特化したハザードマップをはじめ、河川カメラ、雨雲レーダー、避難所・井戸・トイレMAP、避難所の開設通知など、災害時に必要となる情報をまとめて確認できます。
日頃から地域の情報を身近に、そして災害時には必要な地域に特化した情報を閲覧できる、
安心・安全な暮らしを支えるアプリです。
LINEをやめる必要は、ありません
ここまで比較してきましたが、LINEは私たちの生活に欠かせないとても便利なツールです。
役員同士の相談や、当日の「今から始めます」という一言は、 これからもLINEのほうが早くて便利です。
分けて考えていただきたいのは、 全戸に確実に届けなければならない情報です。
清掃の案内、総会の通知、災害時の連絡、避難所の開設状況。
これらは、流れて消えては困ります。
私たちが住んでいるエリアに関係のない情報が届いても困ります。
回覧板がこれまで担ってきた役割を、そのまま引き継ぐ。
それが、ぽけっと回覧板の役目です。